「鯨食文化」の復活は? 日本のIWC脱退で注目、小型捕鯨船会社の戸惑い

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 その昔、鯨の竜田揚げといえば学校給食でお馴染みのメニューであり、飲み屋には鯨ベーコンが当たり前のように置いてあったものだ。日本人にとって身近だった鯨肉が、日常の食卓に戻ってくるのだろうか。

 日本がIWC(国際捕鯨委員会)からの脱退を発表したのは昨年12月26日のこと。鯨愛護団体と化したIWCでの不毛な戦いに費やした年月は約37年。いつの間にか鯨肉も高価な“珍味”になってしまった。その間、食文化を支えてきたのは、調査捕鯨と、わずかな沿岸捕鯨である。...

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