レーダー照射だけじゃない! 韓国「軍艦名」に刻まれた“反日DNA”

国際 韓国・北朝鮮

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 防衛相は1月21日、“レーダー問題”についての最終見解を発表し、韓国との協議を打ち切ると発表した。

 今回、海自の哨戒機にレーダーを照射した駆逐艦「広開土大王」とは、そもそもどんな船なのか。90年代から韓国軍を取材してきた軍事ジャーナリストの菊池雅之氏によれば、

「就役は98年。韓国初の国産駆逐艦で、日本海を管轄する第1艦隊の旗艦です」

 艦名の由来は、朝鮮半島南部の支配をめぐり日本と戦ったとされる高句麗の王。

「後継型の『忠武公李舜臣』や初のイージス艦『世宗大王』とともに、韓国海軍を象徴する船です」(同)

 李舜臣といえば、秀吉の朝鮮出兵を撃退した将軍だ。もしや、ハナから韓国の仮想敵国は日本なのでは?

「王様や将軍は歴史上の人物ですから、命名時に反日的な意図があったかは不明です。ただ、『独島』の時は物議を醸しましたね」(同)

 2007年、新型揚陸艦に日韓が領有権を争う島の名が付けられると、日本の細田官房長官は「私の理解を超えている」と反発した。

「実は『独島』の姉妹艦に『対馬』と名付ける案まで浮上したことも。“さすがにマズい”と立ち消えになったみたいです」(同)

 だが、反日のDNAは消えるどころか“水面下”でより過激化する。隠密作戦が多く、他国との交流機会が少ない潜水艦は反日ネームのオンパレードなのだ。

 09年の「安重根」就役を皮切りに、天皇誕生日の祝賀会場で爆弾を投げつけた「尹奉吉」、17歳で獄死した“朝鮮のジャンヌ・ダルク”「柳寛順」と、日本統治時代の独立運動家が続く。

 ちなみに尹による“上海天長節事件”では、日米開戦時の駐米大使として知られる野村吉三郎が右目を、終戦時に外相を務めた重光葵が右足を失っている。このほか、「安重根」の姉妹艦で、倭寇の討伐で功を挙げた高麗末期の将軍の名からとられた「鄭地(チョンジ)」など、過激な反日ネームが多い。

「昔の韓国軍人は友好的で、取材に行っても歓迎された。それが近代化して強くなるに従い、友人であるはずの日本をライバル視するようになり、最近では“将来敵となる相手に個人情報は渡せない”と名刺交換を断られたこともあります」(同)

 友達だと思っているのはこちらだけ、かもしれない。

週刊新潮 2019年1月24日号掲載

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