マンション値崩れ「不動産2019年問題」 カラクリに“中国人”

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 今年は終わりの始まりの年――。好調に見えた不動産業界にも、陰りが見え始めている。特に、懸念されているのがマンション価格の値崩れだ。その原因は、税制と外国人投資家による売却だという。

「恐れていた“2019年問題”が、現実味を帯び始めています」

 こう語るのは、大手デベロッパーの営業マンだ。

「13年に東京五輪開催が決定して以降、都心ではマンションのみならず、億ションも売り出せば“即日完売”が続いていました。追い風になっていたのは、日銀のマイナス金利政策によって住宅ローンの利率が史上空前の低金利になったことと、中国人富裕層の“爆買い”。...

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