月の裏側に「中国探査機」着陸 懸念される“領有権”問題

国際 中国

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 世界中が人類の進歩に熱狂した、アポロ11号の有人月面着陸。コラムニストの山本夏彦は〈何用あって月世界へ〉と、過度な進歩主義に警鐘を鳴らしたが、それから半世紀。中国は、何用あって月世界の裏側へ?

 今月3日、中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」が世界で初めて月の裏側に着陸。宇宙開発で後発組の中国が、月において大金星を獲得した報せは、瞬く間に世界中に拡がった。

「今後は、月に豊富にあるレアアースや、“夢のエネルギー源”といわれるヘリウム3の採取が進められると思われます」(科学部記者)
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