原宿竹下通り無差別殺傷計画 “奇行”が目撃されていた「元旦テロリスト」容疑者

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原宿竹下通り暴走「元旦テロリスト」に化けたイカレ男の履歴書(1/2)

 年が明けてわずか10分後に原宿の竹下通りで次々と人をはねた男は、「火炎放射器」を使っての無差別殺傷計画を立てていた――。事件を起こす前から、その奇行を心配する声が周囲で上がっていた日下部和博容疑者(21)。イカレ男の凶行は、なぜ未然に防げなかったのか。

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「テロ事案発生!」。慌ただしいやり取りが警察無線で交わされたのは、年が明けてすぐのことである。概要を把握した警察庁幹部が抱いた感想はこうだ。

“やられた”――。

「平成最後の年越しを祝うカウントダウンイベントが行われた渋谷駅周辺には厳重な警備体制が敷かれていましたが、毎年、初詣客でごった返す明治神宮周辺は例年通りの体制。...

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