天皇陛下がご憂慮する「悠仁さま」帝王学の危機 “学習院を選んでいれば…”のご学友不在
わざと負ける職員
皇族をお迎えする知見に長けている学習院には、ご学友たるに相応しい家柄の子息も多いのだが、お子さま方の自主性を重んじてこられた秋篠宮さまが、
「最終的にはお茶の水の『自主自律』という校風を気に入られ、悠仁さまのご入学に至ったわけです。ところが、眞子さまの結婚問題でも露呈してしまった通り、そうした自主性重視の方針は、必ずしも皇室には馴染まないのではないか。そんな見方が、現在は大勢を占めているのです」(同)
放課後、悠仁さまが宮邸に帰宅なさると、ご学友の代わりに職員が遊び相手になるといい、
「トランプなどカードゲームのお相手を務めるのですが、悠仁さまは負けると途端にご機嫌を損ねられ、感情を露わになさいます。そのため職員は、わざと負けて差し上げることもあるというのです」(同)
11月のお誕生日会見で、
〈(悠仁さまの)成長をどのように感じていらっしゃいますでしょうか〉
と問われた秋篠宮さまは、
〈自分の主張だけをどんどんするのではなくて、人の話にもきちんと耳を傾けるようになってきた〉
〈人のことを思いやる気持ちというのは、以前よりも増してきたなと思います〉
そう話されていたのだが、
「陛下が最も気を揉まれているのは、悠仁さまに教育係がおらず、さらに両殿下にも帝王学を授ける機会がないことです。12年の会見で秋篠宮殿下は『(悠仁さまが)どういう立場にいるかというのは、だんだん年を経るにつれて分かっていくのがいいのではないか。今、君はこういう立場なんだよ、というようなことは私たちは話しておりません』と仰っていた。それから6年、陛下が安心して譲位なさる土台が整ったかといえば、甚だ心許ないと言わざるを得ません」(同)
会見での陛下の震えたお声は、こうした現状と無関係ではあるまい。大きなご懸念を孕んだまま、皇室は新時代を迎える――。
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