巨人入りでカミソリが送られてきた!? 「丸佳浩」実家の理髪店
“可愛さ余って憎さ百倍”といったところだろうか。広島カープ3連覇の立役者、丸佳浩(29)が巨人に移籍することになり、カープファンから怨嗟の声が上がっている。それは遠く外房の漁師町にまで及び……。
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丸の実家は千葉県勝浦市で理髪店を営んでいる。
「息子さんからは“巨人に移籍する”という連絡はまだ来てないそうですよ」
と語るのは、12月に髪を切ってもらったという男性客だ。
「新聞に出るから連絡しなくてもいいと思ってるみたいで。実際、息子さんの行動はいつも報道で知るのだとか。例年、年末年始には里帰りしているそうですが、“引越し先が決まってないから、今年は帰ってこないわね”と言ってました」
以下、調髪してもらいながら彼がご両親から伺ったお話の再現である。
「最初活躍した時は、広島ファンの方から“千葉の方から広島に来てくれてありがとうございます”なんて感謝されました」
とは、丸の母・利栄(としえ)さん。
「優勝したら“優勝ありがとうございます”とかね。私たちは何もしてないけど。連覇した時なんか“産んでくれてありがとう”“丸は広島の宝です”とまで言われました。カープファンは熱量がすごいですよね」
今季、セ・リーグMVPを獲得した丸は、シーズン終了後にFA権を行使。残留を求める広島と、出身地・千葉を本拠地とするロッテ、そして巨人の三つ巴の争奪戦が繰り広げられた。
利栄さんは続けて、
「FAは選手の権利だから、移籍もしょうがない気がするんですが、カープファンの多くはそう思ってくれなかったみたいです。行くにしてもせめてパ・リーグのロッテにして、とか。でも、本拠地が千葉といっても、こんなド田舎にロッテファンなんていないんです。テレビで野球観戦といったら巨人戦ですしね。まあ、最近は巨人も地上波でめっきり観なくなったけど」
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