大嘗祭に“身の丈”ご発言の「秋篠宮さま」を訝る声 お住まいの増改築に33億円

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当事者ではないにもかかわらず…

 これまで女性宮家構想や憲法などをめぐり、安倍政権と両陛下との間に“すきま風”が吹いていたことは、繰り返し報じられてきた。そして、その乖離は2016年7月、NHKが陛下の「生前退位のご意向」を報じたことでピークに達する。

「官邸は、自分たちのあずかり知らぬところでそうした動きが進み、かつ実現をみることに露骨な不快感を表し、直後には当時の風岡典之長官を事実上の更迭に追い込むという“報復”に出たのです」(前出記者)

 そうした状況にあっても、たえず「藩屏」として皇室に寄り添ってきた宮内庁のトップに対し、秋篠宮さまは痛烈なお言葉を投げられたわけである。これに先の侍従職関係者は、

「ご兄弟とはいえ、皇太子殿下と秋篠宮殿下とでは、お受けになってきた教育が全く違う。何しろ、将来の即位が確実である内廷皇族と、これまで皇嗣という概念すらなかったお方です。お二方に対する教育の違いが、図らずもこうした形で出てしまったのではないかと、陛下はご憂慮なさっているのです」

 政権との間に軋轢が生じようとも、宮内庁は“皇室の盾”に徹してきたわけだが、秋篠宮さまのご発言によってその雰囲気も一変したという。

「端的に言えば、殿下は“不要な反発”を生んでしまった。山本長官は『そう受け止められたのだとすれば申し訳ない』と陳謝し、続いて西村泰彦次長も『宮内庁へのご叱責と受け止めている』と、深い反省を述べていました。ですが“叱責”という強い文言をあえて用いた背景には、庁内に広がる徒労感、そして殿下の発言への違和感が込められているのは明らかです」(同)

 当の秋篠宮さまは会見で、

〈平成の大嘗祭の時にもそうするべきではないという立場だったが、その頃はうんと若く、多少意見を言ったぐらいだった〉

 そのように明かされており、実際にお誕生日の直後にも周囲に、

「(大嘗祭へのご発言は)30年前から考えてきたことです」

 と、あらためて口にされていたという。それでも、先の侍従職関係者は、

「長官へのご批判とともに、庁内が複雑な思いで受け止めているのが『(大嘗祭は)できる範囲で身の丈にあった儀式にすれば』とのご発言です。長年のご持論なのは分かりますが、次の大嘗祭は皇太子殿下の行事。いかに皇嗣殿下となられようとも当事者ではない。にもかかわらず、まるで新天皇となられる兄宮の晴れ舞台に、横槍をお入れになったかのように窺えるのです」

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