国会改革空回り「小泉進次郎」頼みの綱は「総理の子女子息」

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「ダメなサーファー」

 やること為(な)すこと上手くいっていない感が漂うが、

「小渕さんへの急接近には自分の人気の衰えを補う意味があるんでしょうが、ニュージーランドの視察や外務省の外交史料館にも一緒に行ったりしています。その上、12月14日に行われた記者会見では、『俺、福田派に入ろうかな』と、福田さん(達夫・元防衛政務官)にも媚びを売っていた。小渕さんにしても福田さんにしても、総理経験者の2世。自身も含め、露骨に『総理の子どもブランド』を利用しようとしているのが鼻につきます」(自民党関係者)

 総理の子女子息と“政略結婚”を図り、汚れつつある自身の看板を糊塗しようという爽やかではない戦略が透けて見え……。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏が斬る。

「小泉さんは聞こえのいいことを言っても、結局うやむやのまま終わり、上滑りしているイメージがあります。あたかもダメなサーファーのようで、最終的に自分がどこに向かっているのか考えもせずに、波打ち際で格好よくポーズを決めることに終始している印象です。このままでは、仲間を募っても注目されるのは本人だけで、損な役回りを引き受け続けてくれる人がいるかどうか疑問ですね」

「進次郎ブランド」に翳(かげ)りが見え、番記者の心は離れ始めて、国会改革は空回り。霞む将来の総理の座……。

 小泉シンキロウ?

週刊新潮 2019年1月3・10日号掲載

ワイド特集「崖っぷちの『猪突猛進』」より

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