「地面師事件」主犯が逃亡先のフィリピンで意外な“活躍” 当局への“袖の下”横行

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 かの積水ハウスが55億円を騙し取られた「地面師事件」。ついに、主犯のカミンスカス操こと小山操容疑者(59)が捕まった。以下は、2カ月に及ぶ、色と欲にまみれたフィリピンでの逃亡生活と、その余波である。

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 くだんの地面師グループはこれまで、男女16人が警視庁に逮捕されていた。

 2018年10月の高跳びから2カ月あまり。最後の“大物”小山容疑者は、12月19日午前、マニラの日本大使館近くで入管当局に拘束された。その逃亡生活を、捜査関係者が詳(つまび)らかにする。

「彼はマニラ近郊のクラーク国際空港に近い『ABCホテル』に潜伏していました。コネクティングルームを借り、警察や暴漢に踏み込まれても逃げられるようにしていたのです」

 ホテルはネオン煌めく派手な外観だが、現地では、高級ホテルの扱いだ。

「浅草で小山が入り浸っていたフィリピンパブの女性数人を呼び寄せていましてね。11月末には、自分の誕生パーティもやっていました。で、連日どんちゃん騒ぎをしつつ女性の家も泊まり歩いていた。ホテルでは日本にいる仲間にLINE電話をかけたり現地で撮った写真を送ったりし、自分絡みのニュースもチェックしていたようです」

 出頭するよう電話で説得しても、のらりくらり。

「“正月三が日までは出て行きたくない。こっちで新しくオンナができたから、もう少し一緒にいたい”と先延ばしにしていました」

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