塀の中から「ゴーン」が証拠隠滅した重要ファイル 日産は特捜部に不信感

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 特別背任容疑での逮捕が加わったことで、カルロス・ゴーン(64)の東京拘置所での生活はすでに1カ月を超えた。しかし、未だに怯むことなく、虎視眈々と反撃の機会を窺っている。

 その一つの現れが、塀の中からの「証拠隠滅工作」だった。

 日産関係者によれば、

「事件後、ゴーンが日産に用意させた国内外6カ所の豪華住宅は特捜部からの指示もあり、すべての鍵を換え、誰も立ち入れないようにしました」

 ところが、そのうちの1カ所、リオのビーチリゾートであるコパカバーナ海岸近くのマンションのみ、ゴーンの長女が地元裁判所に立ち入り許可を申し立てたのだ。...

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