永野芽郁「半分、青い。」の次は「3年A組」 日テレが6日スタートを決めた“勝利の方程式”
主役にこだわり、視聴率を稼ぐ日テレ
表にまとめてみた。まずは2012年に放送された「純と愛」の夏菜(29)から、15年「まれ」の土屋太鳳(23)までの6人をご覧いただこう。
「上」の表には、「のん(25)」の名前がある。「あまちゃん」を終えてから所属事務所と対立するなどして独立。民放のテレビドラマには出演できていない状態が続いている。しかしながら、これは例外と言えるだろう。他の5人は――役柄が限られてしまうシャーロット・ケイト・フォックス(33)も含め――しっかりと民放の連ドラに出演を果たしている。
次の「下」の表では、15年「あさが来た」の波瑠(27)から、今回の永野芽郁までの6人をご覧いただこう。
テレ朝とフジの名前も入ってはいるが、日テレが5作品にTBSが4作品と、この2局が激しくしのぎを削っているのがはっきりと分かる。
特筆すべきは、やはり視聴率だ。「OUR HOUSE」(フジテレビ系列)のシャーロット・ケイト・フォックスと「中学聖日記」(TBS系列)の有村架純(25)を除いた10人が、いずれも2桁の視聴率を叩き出している。
当たり前だが、ドラマの質や他の共演者の人気も視聴率を左右する。とはいえ、これほど成功例が並ぶと話は違ってくる。NHKの朝ドラを終えた主演女優を、できるだけ早くキャスティングすることが、“勝利の方程式”となる。
「従来、NHKの朝ドラで主演を果たした女優さんは、半年から1年の長期休暇を取ったり、仕事をセーブしたりすることが普通でした。朝ドラは半年以上の拘束期間があり、毎週撮影が続くというハードワークだからです。最近では吉高由里子さん(30)が『花子とアン』の後、仕事をセーブされたことが記憶に新しいですね」(同・関係者)
だが民放キー局からすれば、主演女優の“ロス”になった視聴者を見逃すことはできない。すぐさま連続ドラマに起用すれば、朝ドラを見ていた層のうち少なくとも何割かは来てくれるのだ。
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