「ルーシー・ブラックマンさん」殺人事件 刑事も目を覆った遺棄現場
遡ること19年前に起こった「ルーシー・ブラックマン事件」。金髪の元英国航空CAを凌辱したすえに死に至らしめたのは、織原(おばら)城二(48)=当時=という資産家だった。本誌(「週刊新潮」)は今回、未公開の捜査資料を入手した。それによって明らかにされる事件の真相とは――。
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事件発覚のきっかけは、ルーシー・ブラックマンさん(21)=当時=のホステス仲間が警視庁麻布署に「家出人捜索願」を出したことだった。
「ルーシーさんは2000年5月4日に来日し、すぐに六本木の『カサブランカ』なるバーでホステスとして働き始めました」
と、当時の捜査幹部が振り返る。
「そして、7月1日に失踪するわけですが、その日の午後5時ごろ、“いま、お客とドライブ中。これからコースト(海岸)に行く”などと、ホステス仲間の携帯電話に連絡を入れている。さらに午後7時ごろ、“あと1時間くらいで帰れる”と伝えてきてから行方知れずに。その2日後、“タカギアキラ”と名乗る男が、同じホステス仲間に“彼女は千葉の新興宗教団体で修行している”などと電話をかけてきた。そこで心配になったホステス仲間が麻布署を訪ねたのです」
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