オレはいま、ホンマ、ストレスゼロですよ――島田紳助から“西の女帝”へメッセージ
辞めたほうがいいっすよ
そんな上沼さんが番組のなかで、オレが復帰するようにエールを送ってくれたっていうのは、ありがたい話です。上沼さんとは、共演も1回してくれただけで、辞めてからは1回も喋ってません。それでも認めてくれてるのは、ホンマうれしいわ。上沼さんは昔、「55歳で引退してハワイに住むんだ」と言ってたけど、なかなか周りが辞めさしてくれない。逆にオレのほうが辞めちゃった。
上沼さんに会(お)うたら「辞めたほうがいいっすよ」って言っといて。オレはいま、ホンマ、ストレスゼロですわ。SNSで悪口も言われへんし。
話戻りますけど、今回やらかした2人は、顔もわからへんわ。かわいがってた後輩やったら、上沼さんのところに一緒に行って「すいません」と謝って、ちょっと冗談言って、「なんとか許してもらえませんか。このバカ」って言うんやけどな。だれか連れてってやれや、とも思うんやけど、いま、そんなことやってくれる人も、おらへんやん。
上沼さんも難しいと思いますよ。よその事務所の子やから、直接怒るとカドが立つし、文句言うにしても、吉本が上におるのに、わざわざケンカ売りに行くわけにもいかんでしょう。必ずしも許す必要はないと思うけど、上沼さんも気持ちよく終われるような結果になるとええな。許す、許さんの前に、上沼さんが気持ちよくなってほしい。
また世間の人には、上沼さんの覚悟をわかってもらいたい。漫才に世話になっていまの自分がおる、という感謝の気持ちでやっているんや。好き嫌いでやってるんとちゃいまっせ。まあ、上沼さんほど才能のある人の気持ちは、なかなかわからんもんやけど。
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