ショーン・ペンの小説は“出版への冒涜”!? アメリカでも続々登場「タレント作家」たち
2015年に芥川賞を受賞したピースの又吉直樹を筆頭に、NEWSの加藤シゲアキや社会学者の古市憲寿、乃木坂46の高山一実など、近年、“異業種”から作家業に参入する例を目にするようになった。本職を別に持つ、あるいは別業界で名を馳せた人物が小説を書くこうした流れは、海の向こうでも盛んのようだ。ただし成功しているかというと、話は別で……。
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なかには、すでに邦訳が出ているものもある。昨年12月に早川書房から刊行されたのは、アメリカ合衆国第42代大統領、ビル・クリントンの『大統領失踪』。...