「趣里」「石橋静河」の両親は超有名俳優 親の七光りを利用しない2人に注目

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 親の七光りも浴びていられるうちが華――。利用できるものならそうしたいものだが、あえて七光りを頼りにせず、そればかりか「親を超えた」との声まで上がる若手女優2人が注目されている。

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 まずは趣里(28)。本名は水谷趣里で、“右京さん”こと水谷豊(66)と“ランちゃん”こと伊藤蘭(63)の娘だが、水谷の名字は使っていない。

「それでも大物2人の娘ですから、どうやったってバレます。デビューの頃は、七光り的な記事もありました。父が水谷さんなら、『相棒』(テレビ朝日系)にだって出演させることは簡単にできるはずですが、そういうことも一切していません。なにより本人は、周囲に『自分の力で売れたい』と言っていますから」(芸能記者)

 デビューは11年の「3年B組金八先生ファイナル」(TBS系)で、オーディションで勝ち取ったという。

「趣里は4歳からクラシックバレエに本気で取り組んでおり、高校を中退して英国のバレエ学校へ留学もしています。しかし、たび重なるケガでバレエを断念。帰国してから、かつての大検(高等学校卒業程度認定試験)を経て、大学へ進学しているので、根性もあるようです。もちろん英語もできますから、デビュー後もアメリカの演技学校に通い、舞台を中心に演技を学んでいました」(同・芸能記者)

 若かりし頃のランちゃんのような、ほっそりした顔と体型だが、アイドルという雰囲気ではない。注目されるようになったのは、16年の朝ドラ「とと姉ちゃん」(NHK)でヒロイン高畑充希の立ち上げた出版社の新入社員を演じてから。続いて17年の「リバース」(TBS系)では、家事はせずゴミが散乱する家の主婦を怪演し、昨年は「ブラックペアン」(TBS系)での陰のあるクールな看護師役も視聴者に深く印象づけた。

「昨年11月に公開された主演映画『生きてるだけで、愛。』(関根光才監督[42])では、うつで引き籠もりの女性を演じているのですが、ヌードになったことが水谷さんの逆鱗に触れ絶縁状態とも報じられました。ただし、彼女は意に介さないかもしれません。憑依型女優との声もあり、様々な役を演じ分ける。演技が一本調子の水谷さんをすでに超えた、との声も囁かれるほどです」(同・芸能記者)

 デビューの頃に目標の俳優を聞かれて、母と同じキャンディーズ出身で演技派としてならしたスーちゃん(田中好子[1956~2011])を挙げたこともある。芝居を見る目も確かである。

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