犯罪者の“逃げ得”を許すな 被害者遺族が待ち望む「代執行制度」とは
今のままでは「殺され損」 被害者遺族が待ち望む「代執行制度」(1/2)
因果応報。古今東西を問わず、それが人間社会のルールである。しかし、加害者の人権なるものが跋扈(ばっこ)するこの国では被害者や遺族が軽視されがちだ。損害賠償を命じられても、一銭も払わないで済む加害者……。そんな理不尽がまかり通っていいはずはない。
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平成最後の年末を迎えようとしている。慶事、凶事、惨事。30年間の思いが去来する。全てについて気持ちの整理をし、穏やかな年越しをと誰もが願う。だが、思うようにはいかない。咽喉(のど)に刺さった魚の小骨の如く、心にザラッとしたものが残る。...