プロレス転向は? 元師匠・貴乃花への想いは? 暴行で引退「貴ノ岩」が独占告白した“本音”
「貴ノ岩」が腹を割って本音4時間(2/2)
付け人への暴行で引退した貴ノ岩(28)を、かつての師匠・貴乃花は“10年は会わない”と突き放した。このたび取材に応じた貴ノ岩は「テレビでのコメントを見て、複雑な気持ちにもなりました」と、胸中を明かす。一連の騒動で体重を9キロ落としたという貴ノ岩。その口から語られる“本音”は……。
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自身が加害者となった暴行事件に話を振ると、
「千賀ノ浦親方には、本当に感謝しています。12月5日に九州での暴行が問題になって、すぐに私は東京に戻されました。親方と2人できちんと話す時間ができた時、親方にはまず“どんなことがあっても手をあげちゃいけない”と叱られました。でも、自分が引退について口にすると、“もう少し考えたほうがいい”と。親方は泣いていたんです、私のために。それでも“引退して責任を”と自分が言うと、“まだ続けてもいいんじゃないか”と引き留めてくれて、親方のためにも立派な引退相撲を取りたかったと強く感じました。もともと親方はうちの部屋(旧貴乃花部屋)の部屋付き親方で、新弟子のころから一緒に頑張ってきました。8年か9年くらい前ですね。だから親方も、僕の引退を悔しく思ってくれたんだと思います。世の中の人は、数カ月の付き合いと思っているかもしれないけど、親方への気持ちはもっともっと強いです」
ここで長年の後援者の言葉も加えておこう。
「暴行騒動が表沙汰になって、貴ノ岩からは“ごめんなさい”というメールを最後に連絡が途絶えました。心配して何度も電話やメールをしても返事はなし。その後、また連絡が来たのは引退報道のあった7日から2日経った9日でした。沈んだ声で“すみません……”と言葉を詰まらせるから、たまらない気持ちになって……。“お前、食べるものには困ってないのか”と言ったら、ほとんど何も食べてないって言うから、好物のマクドナルドのダブルチーズバーガーと、弁当屋の焼き肉弁当とからあげ弁当を買い込んで彼の自宅に行きました。普段は少々コワモテの貴ノ岩ですが、差し入れを渡すとにこっと笑って“ありがとうございます”と。そんな彼の笑顔を見ると、引退という結果になってしまったことを改めて悔しく思います」
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