上沼恵美子は「どれだけの人」か 人呼んで“女たかじん”、スタッフからは付き合いたくないの声も…
NGのタレント、スタッフ
であれば、あの暴言に吉本が慌てふためくのも当然だ。その一方で、在阪の番組関係者は、
「上沼さんが梶原を猫かわいがりしているのは、梶原の勘が鋭いからですよ」
と言う。どんな意味か。
「上沼さんが嫌いそうな女性タレントをパッと見抜き、いじって笑いに変えたりする。その器用さが評価されているんです。というのも、上沼さんが共演をNGにしているタレントは多く、収録後に“あの人、本音で喋らないからイヤ。もう二度と呼ばないで”とスタッフに伝えるのなど、日常茶飯事なんです」
やっぱり、なにやら偉そうなのである。
「NGになるのはスタッフも同じ。たとえば、スタッフ全員が集まって台本の読みあわせを行うのですが、徹夜続きのADがつい船を漕いじゃったりすると、“あの子、なんなの。もう番組に出入りさせないでちょうだい”となって、そのADの人生がそこで終わる。以前は視聴率が一定の数字を超えると、スタッフ全員が上沼さんにお手紙を書く儀式もあって、その都度、文面を考えるのが大変でしたが、そこまでやらないと彼女は機嫌よく番組に出てくれないのです」(同)
そこまで偉くなった理由を、在阪の民放関係者は、
「番組にはやはり女性が必要ですが、司会ができる女性タレントは、関西には長く上沼恵美子しかいなかった。だから、お姫様とか女帝のように扱われてきたんです。毒舌が売りのタレントも、関西にはいまは大勢いますが、バラエティで毒舌を売りにしたのは、実は上沼が第一号です」
と説き、こう加える。
「関西はギャラが安く、4、5回出演しないと、東京での1回分にならない。だから若手は先輩に取り入って、冠番組に出してもらおうとし、先輩も視聴率のために、若手を手駒として持っておきたい。だから上沼も、これはと思う若手をテレビに出すだけで、面倒見がいいというのは違いますね」
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