引退「貴ノ岩」が独占告白 “見届けてほしかった。断髪式には貴乃花親方にも来てほしい”

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 元横綱・日馬富士による暴行の“被害者”から一転、付け人を殴打した“加害者”となった貴ノ岩(28)。12月7日の引退会見以降、公の場から姿を消した彼が、このたび週刊新潮の取材に応じた。

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「『(引退は)協会からの圧力』という報道があるんですけど、それはまったく違います。自分で決めました。この事態に対して“責任を取らなきゃあかんな”という気持ちになったから。それが一番です。また、正直メディアの報道もキツかった。テレビとネット、両方です。報道のされ方があまりに強くて、それで気持ちが切れてしまったという面はあります」

 そう語る貴ノ岩は、ワイドショーなどで繰り返し映し出された着物ではなく、白いカットソーにジーンズという姿。長髪は後ろでくくってお団子にまとめている。来年2月に予定されている断髪式は“無観客か”とも報じられたが、「そんなこと絶対にありません」「お世話になった人にしっかり見てもらえるように、準備をしているところ」と明かす。

 自身の起こした暴行事件、そして引退騒動の直後は自宅前に報道陣が張り付いており、一切の外出を控えていたという。154キロあった体重も、騒動で145キロまで落ちた。

「引退することが報道されたのは7日ですが、その前に(暴行相手の付け人)貴大将には、“俺が悪かった”としっかり謝罪しました。そのうえで、“引退するのは俺の決断であって、お前が責任を感じる必要はない”と何度も強く伝えました。やっぱり気にすると思うからね。今でも部屋で会ったら普通に話しますよ」

 昨年の日馬富士の暴行騒動が、結果的に貴乃花親方と相撲協会の対立激化につながり、貴乃花親方が廃業したのはご存じのとおり。部屋の消滅で移籍となった千賀ノ浦部屋の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)に対しては、感謝の言葉を口にする。一方、かつての育ての“親”・貴乃花親方にはどのような感情を抱いているのだろうか。

「貴乃花親方には“最後まで見届けてほしかった”というのが正直な想いだし、テレビでのコメント(※テレビ朝日に貴乃花が『10年はどんな状況でも会わない』とコメントした一件)を見て、複雑な気持ちにもなりました。断髪式には貴乃花親方にも来てほしい」

 12月19日発売の週刊新潮では、最初で最後の貴ノ岩独占告白を掲載。日馬富士への3000万円訴訟の舞台裏、ラブコールを受けた“プロレスラー転身”についても語っている。

週刊新潮 2018年12月27日号掲載

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