「高田みづえ」はベットしない「不肖の兄」のカジノ投資トラブル

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 元大関若嶋津の二所ノ関親方(61)が死の淵から奇跡的に生還し、1年あまりが過ぎた。常にかたわらに寄り添ってきたのは元歌手の高田みづえ(58)。おかみさん業に夫のリハビリにと慌ただしい毎日だ。そこに、思いもよらぬ影が差し込もうとしている。

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「高田みづえさんに会って、相談させてもらいたいと思っているんです。彼女のお兄さんは、私が貸した600万円を返そうとせず、逃げ回っていまして……」

 と苦渋の表情で明かす男性。彼は、リゾート施設関連の会社を営んでいる。

「2年前、私のところに、フィリピンにあるリゾートカジノへの投資話が持ち込まれました。カジノのVIPルームを運営する韓国の企業からの話で、投資目標は最低5億円、最大8億円、年利30%というもの。私の顧客に打診しても色よい返事がもらえなかったので、知人に頼んだのです」

 すると翌年、つまり2017年の7月になって、

「大口投資家という人物を紹介されたのです。知人によると、あの高田さんの実の兄だといいます。彼に会ってみると、“自分は海外の資産家や習近平といった国のトップたちの資産運用を手伝っている。近く、100億円単位の資金が入る予定だ”と景気のいい話ばかり。紹介者を“兄弟”と呼ぶこともあり、少し怖い感じもしましたが、有名人の肉親ならば大丈夫だろうと思ってしまいました」

 高田みづえの名が、大の男の眼を曇らせたのである。

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