仏デモ激化 パリで「本間ゴルフ」がカルティエ、フェンディと一緒に襲撃された!?

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 フランス全土で12万5000人が参加したという、“黄色いベスト”を着た抗議デモ。燃料税引き上げへの反対に端を発したものだが、その一部は暴徒化。パリ市内にある「カルティエ」や「フェンディ」など高級ブランド店が襲撃され、商品が略奪される事態に発展している。

 そんな中、YouTubeで公開されたのが、《パリ デモ集団が本間ゴルフを襲う》という動画である。あれ、本間ゴルフってパリにもあったのか!?

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 スマホで撮影したと思しきその動画――。

 暴徒がゴルフクラブで真っ白な店舗のガラスを叩き割る様が映し出される。その窓の上には、まさしく「HONMA」のマーク。パリ市街は凱旋門を中心に放射状に道が伸びるが、シャンゼリゼ通りの南側にあるマルソー通り沿いにある店舗のようだ。

 果たして従業員は大丈夫なのか、そこに日本人は働いているのか? 本間ゴルフに聞くと――、

「え? 弊社の直営店はパリにはないので、わかりかねますが……」(広報担当)

 事情を説明すると、パソコンで確認してくれた。

「ああ、これですね! 確かに『HONMA』のマークがありますが、これはゴルフショップの『'us golf』さんですね。カメラが横に移ると見えます。弊社はそこに製品を卸している関係で、HONMAをブランドとして掲げていただいているのだと思います。キャロウェイなど他のブランドもありますよ。ですので、被害状況などはちょっとわからないのですが」(同・広報担当)

 なるほど、確かにHONMAほどではないものの、他のブランドの看板も見える。

 かつて日本を代表する老舗ゴルフクラブメーカーだった本間ゴルフは、2005年に経営破綻。現在は中国資本となって復活しつつある。最近では、16年11月、大統領選の勝利が決まったばかりのドナルド・トランプ(72)に安倍晋三首相(64)が贈ったプレゼントが、本間ゴルフの特注品ということで話題にもなった。まさかトランプのおかげで世界ブランドになったわけではないだろうが――。

「8割方は日本、中国、韓国ですが、欧米での売上も近年伸びてきています。ヨーロッパではスイスに支社があります。もっとも、我々日本の本間ゴルフも、中国の子会社ということになりますが」(同・広報担当)

 かつて本間ゴルフと言えば、直営店のみでの販売で高級志向だったが、中国資本となって作りも変わったということだろうか。

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