【パリ発】 12月2日朝、エマニュエル・マクロン大統領は、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開催されていたアルゼンチンのブエノスアイレスから急遽帰国、そのまま凱旋門広場を訪問した。凱旋門広場はシャンゼリゼ通りを上りきった広場で、無名戦士の墓があり、国民的記念日には追悼の炎がともされる。
その前日の土曜日(1日)、パリで「黄色いベスト運動」の抗議運動が暴徒化し、シャンゼリゼ付近を中心に警察・治安部隊と衝突したからである。店舗や銀行の玄関、ガラスが割られ、凱旋門にも落書きがされ、信号機や街灯が破壊され、たくさんの自動車が路上で放火され炎上した。...
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安倍総理のトランプ訪問、どう見られたか 54万円クラブ持参
大統領就任前とはいえ、11月17日(現地時間)の安倍・トランプ会談の早さは異例である。ここで贈られたプレゼントが54万円のゴルフクラブ。金満家のトランプ氏からすれば、物干し竿ぐらいの価値かも知れないが、それを携えて飛んで行った安倍総理の貫目は――。
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安倍総理は、いかにして各国首脳に先駆けて、トランプ氏との会談に漕ぎ着けたのだろうか。
「当初、クリントン氏優勢と報告を受けていた官邸は、トランプ氏に対して、安倍総理が知人のウィルバー・ロス氏に会ったほか、菅官房長官が10月に来日した側近のマイケル・フリン氏(57)=安保担当補佐官に指名=と面会する程度でした」(政府関係者)
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