賃貸住宅から追い出された「のりピー」 家主に「1億2千万円返せ!」
なにも話さないで
良好な関係が拗れたのはなぜなのか。建物明渡請求の裁判で、会社側は賃貸借契約を結んだことはないと主張し、のりピーは、賃料月10万円と記された賃貸借契約書を証拠提出。主張が真っ向から対立しているのだ。司法記者が続ける。
「建物明渡請求訴訟の答弁書で、のりピーは建設業者に対して“これまで総額1億2千万円超を貸し付けている”。そしてその、“金銭問題を解決するために別訴を提起し、本件と同時の審理を求める”と主張していました。つまりは反撃宣言です。これが、9月提訴の貸金返還等請求につながっていたのです」
のりピーの、秘めたる激しさが出た格好だ。
「でも、彼女は12年の芸能界復帰以降、国内でディナーショーや中国を中心にライブ活動を行ない、会場を一杯にしてきました。最近ではネット配信ドラマで女優の本格復帰も決まっています。そんな状況下で裁判に時間をかけるのはかなりの負担だと思うんですが」
それでも勝ち取りたいものとはなんなのか。のりピーの所属事務所は、「係争中のため一切お答えできない」とのこと。なので、彼女の継母に訊ねた。
「申し訳ないのですが、なにもお話しできません。娘から電話があったとき、“もし、私のところにマスコミが来たら本当のこと言っちゃうわ”と言ったんです。でも娘は、“弁護士に任せてるから話さないで”って」
のりピーは、傍聴券の倍率で330倍の最高記録を持つ。裁判漬けのナゾ解明のため、ふたたび法廷が満席になるかもしれない。
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