大人気「チコちゃん」“中の人”が気になる 身長は? 性別は? NHKに訊ねると……
小柄な女性を求める業界
番組を見れば分かるが、チコちゃんは長身ではない。一般的な着ぐるみアクターでも、小柄であることが求められているようだ。
アルバイト・転職サイトの「タウンワークマガジン」は16年6月、「やりがいは? 報酬は? 着ぐるみバイト『中の人』のお仕事、気になることを全部聞いてみた」という記事を掲載した。
こちらも〈元・着ぐるみアクターで、現在は後進の指導にあたる齋藤智美さん〉にインタビューしている。記事の冒頭は「着ぐるみアクターに向いているのは『背が低い人』」という中見出しだ。
〈まず重要なのは身長ですね。テーマパークにいる着ぐるみって背が低いキャラクターが多くないですか? 小柄な方が威圧感なく、子どもとコミュニケーションをとりやすいからなんです。
うちもダンサーの応募資格は155cm以下ですし、業界的にも低身長の方のほうがニーズはあります。キャストの場合だと180cmを超える大柄のキャラクターのニーズも出てくるのですが、基本的には小柄な女性が求められています。逆に160cm台、170cm台の平均的な身長の方はマッチする仕事自体が少ないです〉
以上のことから考えると、チコちゃんの中にいるのは、プロの着ぐるみアクターであり、小柄な女性。ダンスのレッスンを受けた可能性がある――というプロフィールが浮かぶ。
それでは実際のところはどうなのか、「今こそ全ての日本国民に問う」ためにも、NHK広報部に質問状を送付。すると文書で、
「番組スタッフに確認したところ、『チコちゃんはチコちゃんです』と話しています」
との回答が寄せられた。
スポニチアネックスが、年末スペシャルの紹介記事を掲載している。「『チコちゃんに叱られる!』年末拡大スペシャルが12月21日に放送」(11月21日電子版)だ。
〈年末スペシャルは72分の拡大版で、チコちゃんが繰り出す疑問も「クリスマスイブって何?」や「お餅とおだんごの違いって何?」など、年末ならではのものから、「歌う時にマイクを持たない手を動かすのはなぜ?」「アイドルって何?」といったいつもの素朴な疑問までさまざま。トイレットペーパーに関する疑問では、人気の「たぶんこうだったんじゃないか劇場」も登場し、俳優の鶴見辰吾(53)が会社社長に扮する〉
さらに大晦日には紅白の出演も確実視されている。“中の人”も、さぞかし大忙しだろう。
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