正式発表された稲垣吾郎主演映画「ばるぼら」 新宿2丁目で行われた打ち上げ秘話
主演オファーが続々
それは稲垣にも当てはまる。
「一昨年(2016年)年末にSMAPが解散して以来、元SMAPには新たな仕事といったものはほとんどなくなった。さらに昨年(17年)9月にジャニーズ事務所を退所してからは、AbemaTVの生放送や、元SMAP3人のオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が話題になったぐらいで、大きな仕事は入ってきませんでした。どん底を味わいましたが、ここへ来て稲垣は、2019年公開予定の映画では『ばるぼら』、阪本順治監督(60)の『半世界』、さらに大林宣彦監督(80)の『海辺の映画館―キネマの玉手箱』と、それぞれの主役が決まっています。舞台の仕事も入っている。ようやく役者として復活の目が出てきたのです。クランクアップの時の涙はホッとした気持ちの表れでしょうし、2丁目の打ち上げでは『2年間、お騒がせしました』とも言っていたそうですよ」(同・芸能記者)
もちろん、ジャニーズ事務所を抜けた身であるから、「ばるぼら」にも少なからず影響が予想される。
「国内では、配給会社がジャニーズに忖度して、扱われないかもしれない。実際、『クソ野郎と美しき世界』もスクリーンにかけた劇場は限られましたし、『ばるぼら』についてもまだ配給元は決まっていないそうです。そこで編集は海外で行い、海外で先に公開、外国映画として日本に持ってくるという計画が浮上しています」(前出・映画関係者)
そもそもこの作品のオファーは、まだ彼がジャニーズにいた頃に来たともいわれる。しかし、SMAP解散騒動の最中であったために、SMAP担当の飯島三智女史(60:現在は元SMAPの所属事務所代表)も『ご迷惑をおかけしてしまうことになるかもしれない』と、この撮影を受けるに当たってかなり逡巡したという。
その結果、手塚治虫と稲垣吾郎の“どん底”だった時期がリンクすることに。それを手塚治虫の長男が監督するのであるから、話題になることは必定。ようやく撮り終えた解放感から、男性とキスぐらいするのかも!
20日の製作発表では、公開に向け、稲垣は次のように“欲望”を語っている。
「『怪作』とも言えるこの作品の初めての映画化に携わらせていただけたことは、ボクにとっても新しい挑戦でした。愛がむきだしになったボクを楽しんでもらえたらと思います」
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