「嫌な人」はサンプルと思え——人のサンドウィッチを食べる某議員(古市憲寿)
たまに講演会をするのだが、来場者からの質問で多いのが「嫌な人との付き合い方」。職場や地域などで、嫌な人と会わないといけない。そんな時にどうすればいいのか、というのだ。
本当のことをいえば、「嫌な人」とは「会わない」のが一番だと思う。人間というのは中々変わるものではない。現時点で「嫌」と思う人のことを、1年後に好きになっている確率は、それほど高くない。それは逆もしかり。「嫌な人」がある日、自分にとって素敵な人物に変身しているなんてことは、まずあり得ない。...