口利き疑惑「片山さつき」大臣に地元業者から寄付100万円 秘書の「パーティー券」押しつけも
安倍内閣が処分したい「片山さつき」から「ダイオキシン」(2/2)
静岡県御前崎市の池新田(いけしんでん)地区三線(さんせん)に建てられる「御前崎リサイクルエネルギープラザ」をめぐり、片山さつき大臣(59)に新たな産廃問題が噴出した。この産廃の建設を担うのは、神戸市の業者「大栄環境」で、その誘致に“暗躍”したとされるのが、片山大臣秘書の肩書も持つ阿南澄男・御前崎市議だった。阿南市議は今年初めに配布された報告で〈参議院議員片山さつき先生の助力により〉誘致ができたとアピール。「産業・資源循環議員連盟」の事務総長を務める片山大臣であれば、業者に顔が利くのは間違いない。
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誘致に〈助力〉したという片山大臣にも、それ相応の見返りがないわけがない。地元建設業者が明かす。
「砂の加工販売や産廃処分業を手掛ける『東海サンド』という会社があります。もともと、阿南市議が長らく秘書を務めた原田昇左右(しょうぞう)元建設大臣の有力支援者として知られ、阿南市議とも古い付き合い。ここは、産廃処分場が排出する焼却灰を再処理し、アスファルトの材料などにする仕事を請け負うことになっている。要は、将来にわたって相当な分け前に与(あず)かれるわけです」
片山大臣が代表を務める政党支部「自由民主党東京都参議院比例区第25支部」の収支報告書(16年分)を見てみると、その「東海サンド」と関連会社2社が合せて100万円の寄付をしているのである。
それだけではない。
地元建設業者が続ける。
「『御前崎リサイクルエネルギープラザ』を支援する目的で、地元の建築、土木業者など約50社が集まった“サポートセンター”が立ち上がりました。そのトップである会長職を引き受けたのは、東海サンドの会長。さらに、副会長には、池新田地区の管理会のメンバーでもある土木業者が就きました」
昨年12月、サポートセンターの会合が市内の料亭で開かれた。
「阿南市議もそれに立ち会ったのですが、参加する業者は事前に片山さんのパーティー券を購入しなければならなかったと聞きました。片山さんが年末恒例で、浜松市で開くパーティーのチケットです。業者の一人は、“阿南さんから買わされたパー券の金額は、100万円では済まない。でも、本当にパーティーに顔を出して飲み食いされると経費がかかるから来ないでくれって、阿南さんに言われたんだよ”とぼやいていました」(同)
そこまでされても、サポートセンターに名を連ねるのは、「東海サンド」と同じように分け前に与かれるからだ。
「当然、施設の建設工事にかかわれますし、例えば、副会長の土木業者は開業後にも産廃の運搬業務を任されることになっている。さらに、何と言っても一番の功労者である阿南市議の場合、ファミリー企業の阿南重工業が施設の保守点検を請け負うという取り決めが交わされたと聞きました」(同)
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