「野村周平」と「桜井日奈子」が深夜ドラマで共演 キャスティング難航の舞台裏

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“炎上王”と“岡山の奇跡”が共演

『僕の初恋をキミに捧ぐ』(青木琴美/小学館)という人気コミックをご存知だろうか。2009年には岡田将生(29)と井上真央(31)の主演で映画化(新城毅彦監督(56)/東宝)され、20億円を超えるヒット作となった。

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 それを今回、テレビ朝日がドラマ化。「土曜ナイトドラマ」の枠、つまり毎週土曜、午後11時15分からのオンエアだ。来年19年の1月からスタートする。

 こちらの主演は野村周平(25)と桜井日奈子(21)の2人。野村のほうは、もう説明の必要はないだろう。若手俳優の中でも“オレ様”キャラ、“炎上男”として知られる。

 15年には水原希子(28)との交際を「女性セブン」が報じ、今年は「FRIDAY」が一般女性との2ショットを掲載した。“共演者キラー”のイメージも一般に定着。売れっ子なのは間違いない。

 11月1日から映画「ビブリア古書堂の事件手帖」(三島有紀子監督(49)/20世紀フォックス・KADOKAWA)が公開。24日にフジテレビ系列の『結婚相手は抽選で』(土曜・午後11時40分~午前0時35分)が最終回を迎えた。共に主演作だ。

「野村さんの場合、もちろんテレ朝が事前に調整してキャスティングし、すんなり決定しました。一方、相手役の配役には難航したそうです。何しろ人気女優を抱えている芸能事務所では『野村との共演には気をつけろ』という“注意事項”が共有されていますからね。少なくとも数人の女優さんに断られ、ようやく桜井に決まったそうです。彼女も女優として、なかなか厳しい状況。事務所のプッシュもあって、最終的に彼女に決ったのでしょう」(民放キー局の制作スタッフ)

桜井日奈子の直面する“試練”

 桜井日奈子は岡山県の美少女コンテストで注目を集めたことから、「岡山の奇跡」というニックネームがつけられている。

 連続テレビドラマの初出演作品は「そして、誰もいなくなった」(日本テレビ系列:16年7月~9月)だったが、今年4月に初の主演映画「ママレード・ボーイ」(廣木隆一監督(64)/ワーナー・ブラザース)が公開された。

 ところが、映画がヒットしたという報道はゼロ。逆にネットメディアを中心に『大コケ』の記事が散見される惨敗だった。

 一方、11月9日にKing & Princeの平野紫耀(21)と共演した映画「ういらぶ。」(佐藤祐市監督[56]/アスミック・エース)は順調な滑り出し。さぞかし関係者は安堵したことだろう。

「『ういらぶ。』が好調なのは平野人気のおかげ。やはり彼女の人気は安定していません。桜井さんはインセントという事務所に所属しています。公式サイトを見ると、トップページは山本美月さん(27)、山本舞香さん(21)、そして桜井さんの3人がフィーチャーされてはいるのですが、事務所の稼ぎ頭となると、山本舞香さんが抜きんでている状況です」(同・制作スタッフ)

 山本舞香といえば、テレビドラマだけでも20本以上の出演実績がある。一方の桜井日奈子は3本だ。事務所で桜井の置かれている状況は厳しい。

「桜井さんは本当に可愛いですし、礼儀もしっかりしていて、スタッフの人気も悪くありません。しかしながら率直に言って、演技力はまだまだです。そこで、ショック療法というわけではないんでしょうけれど、野村さんとの共演をぶつけてみたんじゃないでしょうか」(同・制作スタッフ)

 テレビ局の中には「このままだと、“岡山の奇跡”も、あと数年で終わってしまう」と嘆く声もあるという。とりあえずは、野村周平に狙われませんよう……。

週刊新潮WEB取材班

2018年12月4日掲載

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