「向井理」がヒール転向でオワコンにおさらば!“腹黒演技”開眼で強面俳優は渋い顔
連ドラ主演がなくなった
ちなみに、その映画、タイトルつけるのもやけっぱちだったのか、正式名称は以下の通り。「RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー! 略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編」――誰も覚えられなかった。
その後、向井は単発ドラマの主演はあっても、民放・地上波での連ドラの主演からは離れている。民放プロデューサーは言う。
「結局、顔が整いすぎなんですよ。いい役ばかりやってきたということもありますが、何をやらせてもエリートで好青年の向井にしか見えない。正直言って、演技も上手いとは言えませんしね。ただし、去年末あたりから事務所も路線を変えてきているようです。1月の連ドラ『きみが心に棲みついた』(TBS)では主演の吉岡里帆(25)の大学時代の元カレで会社の先輩を演じたのが向井で、一見好青年なのに、実は腹黒く、ヒロインにトラウマを植え付ける悪魔のような男がハマっていました。それに続く連ドラが『リーガルV』です。こちらも主役ではありませんが、無表情で、冷酷なことも平気でやる……端正な顔だけに不気味さが増すんです。ホントに腹黒そうに見えて、これまでの向井とは別人です」
イケメンなのに、実はヒールがハマリ役だった。以前は、悪役商会を筆頭に文字通りの強面がヒールを演じていたが……。
「昔と違って、中野英雄(53)や六平直政(64)、小沢兄弟(仁志[56]、和義[53])など、見るからに怖い顔の役者は使われにくくなっているんです。いまどきヤクザだって、いかにもヤクザという格好の人は少なく、どこの一流企業のサラリーマンだろうという人が多いですからね。ドラマだって本当に悪い人は、一見いい人そうなイケメンなのに内面が怖いほうが迫力が増すんですよ。山田孝之(35)とか藤原竜也(36)、松坂桃李(30)もヒールをやっていますしね。ディーン・フジオカ(38)も主役ながら、復讐の鬼を演じて話題になった『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』(フジテレビ系)も同様です。そこにまた、悪役のハマる役者として向井にオファーもかなり来るでしょう。強面俳優は今後、仕事を奪われるのではないかと渋い顔をしていると思いますよ」(同・民放プロデューサー)
ちなみに「リーガルV」では、向井の上司を小日向が演じている。こちらこそ、硬軟、善悪、自由自在の役者であり、向井よりもはるかに上手の悪徳弁護士役である。向井もオワコンなどと言われないためにも、上司の仕事ぶりをしっかり学んでおいたほうがいい。
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