“キノコ雲”は韓国支配の「罪」の象徴… テレ朝が原爆バンザイ「BTS」を排除の論理

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避けたかったフジの二の舞

 他方、火に油を注ぐ結果となったのがテレビ朝日の対応である。32年続く音楽生番組「ミュージックステーション」に7人は出演予定だった。しかし、テレ朝はわざわざホームページで、

〈番組としてその(Tシャツの)着用の意図をお尋ねするなど、所属レコード会社と協議を進めてまいりましたが(中略)残念ながら今回はご出演を見送ることとなりました〉

 と締め出しを表明するに至った。

「ネット右翼からの電凸(でんとつ)(電話での苛烈な抗議行動)やその可能性に抗しきれなかったのではないか。あと、11年に『韓流への阿(おもね)り』を非難されて抗議デモがあったフジテレビの二の舞を避けたかったはず。とはいえ、Tシャツの着用の意図を聞いたと明かすのは異例だし、それを質しても、“ファッションとしてクールだから”くらいの答えしかない。何だか対応がちゃらんぽらんですよ。いずれにせよ、長寿番組であるMステのブランドを下げたとは言えるね」

 と、キー局の幹部。ともあれ、小池百合子都知事が率いた希望の党よろしく、テレ朝は排除の論理を取ったのだった。

週刊新潮 2018年11月22日号掲載

特集「『徴用工』で笑い物の韓国を小躍りさせた『テレ朝』が原爆バンザイ『BTS』排除の論理」より

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