それでも「改憲」したいですか?(中)(石田純一)
石田純一の「これだけ言わせて!」 第12回
安倍晋三総理の悲願である憲法改正。しかし、はたして、いまの政治家たちにこの憲法を改正させていいものだろうか。彼らにその能力があるのだろうか。前回、そんな疑問を投げかけた。
憲法改正というと、日本国憲法の第9条をどうするか、ということにばかり焦点が当たりがちである。しかし、自民党の改憲案をひもとくと、人類が長い時間をかけ、数々の犠牲のうえにようやく獲得した自由や平等を制限し、人権よりも国や社会、公益や秩序を上位に位置づけようという姿勢が強く感じられる。...