「ホリイは10億ゴールドしはらった」 ドラクエ産みの親「堀井雄二」が明かす“離婚クエスト”

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魔物に呪文をかけられ「堀井雄二」の「離婚クエスト」(1/2)

「ホリイはこんらんし」ていたのか? ホリイこと堀井雄二(64)はドラゴンクエストの産みの親。11シリーズ、全世界で7600万本を売り上げた化け物作品の“指揮者”が糟糠の妻と離婚、10億ゴールドならぬ億円を慰謝料として支払っていた。魔物に呪文をかけられたのか。「離婚クエスト」の顛末。

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 冒険し、困難を乗り越え、登場人物が成長していくドラクエのようなロール・プレイング・ゲーム(RPG)には、自身がプレイするという意味において、別の人生を「生きる」愉しみがある。

 堀井自身がRPGに仮託したとは言わない。しかし、別の人生との狭間を行きつ戻りつしながら、それまでの時間に別れを告げ、人知れず別の人生を生きることになったのは事実だろう。それは、糟糠(そうこう)の妻と別れ、その折に10億円もの財産を渡し、新たな伴侶を得るというシナリオだ。

 早速、堀井ご当人の説明を聞くことにしよう。

「今の妻とは、コンピューター関係のお仕事を通じ、20年くらい前に知り合いました。その後、一度男女関係になりましたが、5年ほどでお互い弁護士を立てて関係を解消しています。僕も男で、彼女に“妻とは離婚する”などと言ってしまっていたのに結局、離婚はしなかったので、それで責任をとるために、きちんと慰謝料も払って別れたんです。慰謝料の額は数千万円程度。世間一般よりも高いとは思いますが、僕もその時点である程度稼いでいましたから。2000年に(一緒に)買ったマンションに(彼女が)住んでいたのが最後で、その直後にお別れしました。買ってあげたというか、別れた時に所有権を僕から彼女に移転したんです。だから、『20年間不倫』ということではないです。それで、お互い友達としてお付き合いしている期間が長くて、男女の関係もないまま仕事のパートナーとして付き合ってきています」

 堀井が代表取締役を務める「アーマープロジェクト」には、前妻およびその間に生まれた子ら、そして現在の妻などが取締役として名を連ねている。現在の妻と知り合った「20年くらい前」というのは、「ドラクエVI」の開発を終えた頃と見られ、会社はその年に売上高として20億円を計上。『高額納税者名簿』によると、その当時から8000万円強を納税しており、「僕もその時点である程度稼いでいました」という言葉を裏付ける。

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