旧事務所と和解会談も… 「のん」を解放しない「女振付師」

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はい、とはいかない

 彼女は、本業の女優業から遠ざかっているとはいえ、仕事もあるのに、なぜ今のタイミングで和解を申し入れたのか。

 スポーツ紙記者は、

「来年のNHK大河ドラマ『いだてん』があるからだと言われています。脚本は、『あまちゃん』の宮藤官九郎ですし、スタッフも朝ドラメンバーです。彼女が大河に出演すれば話題にもなるので、NHK側も出演を画策しているという話もあります。ただ、事務所と決別したままでは、NHKも使い辛いわけです」

 彼女も大河に出演したい思いがあるからこそ、和解を持ちかけたと見られている。だが、事は上手く運んでいないようだ。

 さる芸能関係者が言う。

「会談の当日は和やかな雰囲気だったそうですが、事務所としては、大騒動を起こされ、評判も下げられた。それなのに、はいそうですかとは当然、いかないでしょ。お詫びは聞いたけど、交渉のテーブルには着いていないと聞きます」

 なぜなら、ある障壁があるからだと言う。

「それが、独立の発端になった女性演出家の存在です。この演出家の演技指導を受けたことで、のんは、すっかり“洗脳”のような状態になり、事務所がコントロールできなくなったと言われています。彼女は、未だにその女性演出家と行動を共にし、“振付”されている。2人の関係が解消されない限り、事務所は契約は難しいと考えているようです」(同)

 アイドル評論家の中森明夫氏が言う。

「のんはテレビに出ていないのに、今も人気があって、もったいない。同世代の女優は、広瀬すずや有村架純ぐらいで人材難と言われています。国民的女優だった彼女が復帰すれば、あらゆる世代から支持が得られるはずですよ」

 事務所、のん、どちらが折れる?

週刊新潮 2018年11月15日号掲載

ワイド特集「男の勲章 女の勲章」より

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