女賭博師はほんの一面「江波杏子さん」考える姿と女の業(墓碑銘)

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 今後の仕事についても打ち合わせていた矢先の、突然の訃報だったという。週刊新潮コラム「墓碑銘」から、生涯を通じて“女優”であり続けた江波杏子さんの歩みを振り返る。

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 1966年の「女の賭場」は、大映の看板女優、若尾文子が主役の予定だったが、浴室で転んで負傷。江波杏子(きょうこ)さん(本名・野平香純(のひらかすみ))は代役に選ばれた。

 予期せぬ大ヒットにシリーズ化され、71年までに17本が作られたのだから人生はわからない。...

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