元「貴乃花」親方が華麗なる転身? ゴキゲンな綿あめ作りを披露

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 まるで雪山のように、真っ白くふんわり膨らんだ綿あめ。童心に返りますね……などと喜んでる場合じゃない。せっせと作って客に手渡しているのは、元貴乃花親方ではないか!

 これは11月3、4日に福岡県田川市で行われた「炭坑節まつり」での一コマ。なんと元親方、2日間にわたって綿あめ作りに勤しんでいたのだ。参加者は、

「初めのうちはなかなかうまく作れず、客の顔も見ずに一心不乱の様子でした。が、1時間もすると慣れ、手渡すときにも笑顔や変顔を見せたりしていましたよ」

 田川市は、九州場所の際に宿舎や稽古場を提供してきた貴乃花部屋後援会がある、ゆかりの地。この日は後援者が出した露店でのお手伝いなのだ。とはいえ作業は真剣そのもの。食事や大好きなタバコ休憩以外は立ちっぱなしで、前髪や眉毛に綿がついても気にしない没頭ぶり。やがては、客に経験の有無を問われて「初めてなんですよ」と余裕の表情で舌を出すまでに。ウソかマコトか「これからやっていかなきゃいけない、職を求めてるから」なんてセリフも飛び出し、なんともゴキゲンなのだった。

 10月に解散した後援会の会長、緒方正年氏は、

「引退して、親方もすっかり元のように気さくになりました。貴ノ岩の事件以降、ずっと近寄りがたかったからね。私たちとしては今後、千賀ノ浦部屋の後援会として活動するという考えもあるのですが、いろいろ話し合いながら、これからも親方たちを支えていきますよ」

 持つべきものは、自分に甘~くしてくれるタニマチか。

週刊新潮 2018年11月15日号掲載

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