婚約発表寸前だった「十朱幸代」と「西城秀樹」 “12歳差愛”を許さなかった秀樹の実姉
マスコミに無視されて
だが、くだんの自伝『愛し続ける私』の企画は、昨年末からスタートしていたという。一人芝居「燃えよ剣」で全国を巡業中だという十朱に代わって、所属事務所が説明するには、
「十朱も芸能生活60周年なので、スタッフで協議して、出そうという話になりました。編集者さんも交え、昔のことを少しずつ思い出してもらい、去年から少しずつ執筆して、今年8月いっぱいまでかかりました。十朱は終わった仕事は忘れるタイプで、資料なども残っていないので思い出すのに時間がかかり、1年近くかかったのです。西城さんが亡くなられたことと出版は、まったく関係ありません」
集英社の編集者も、
「企画は十朱さんサイドと親しい人間を通じて持ち込まれたもので、発売が西城さんの死後になったのは本当に偶然です」
と強調するが、「忘れるタイプ」にしては、秀樹との記憶は鮮明なのだ。さる芸能関係者が耳打ちする。
「5月に西城さんが亡くなったときも、告別式が行われたあとも、彼と十朱さんが交際していたことは、マスコミの報道でほとんど触れられませんでした。西城さんと十朱さんの交際は、その当時の大きな話題でしたし、芸能に少しでも携わっていれば、知らない人はいなかった。一緒に海外にも行き、婚約会見まで用意した2人の関係は、西城さんの生涯を語るうえで、話題として外せないはずですが、テレビもスポーツ紙もまるで無視していることには、違和感を抱く芸能関係者が多かったんです」
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