婚約発表寸前だった「十朱幸代」と「西城秀樹」 “12歳差愛”を許さなかった秀樹の実姉
実姉の反対に抗えず
その意志を貫き通せなかった理由は、
「お姉さんの猛反対に遭ったからですよ」
と、秀樹の芸能人仲間の一人が回想する。
「秀樹の実姉は、大阪の北新地のクラブのママを務め、のちに山口組ナンバー2だった人物の内縁の妻にもなった人。秀樹が芸能界入りするとき、猛反対する父親を説得し、弟の夢を叶えてあげたのがこのお姉さんで、以来、秀樹は彼女の指示にだけは、なんでも従ってきた。このときも、お姉さんはご両親の思いを代弁するかたちで、秀樹の結婚に反対したので、さすがの秀樹も意志を貫き通すことができなかったのです。ほかにも“あんな娘と付き合ったら弟の品位が落ちる”というお姉さんの判断で、女性と別れたことが何回かあったんです」
至福の会見が行われるはずだった90年6月ごろから、2人が並ぶ姿が目撃されることも、秀樹が十朱を話題にすることもなくなった。先の友人も言う。
「報告を受けたのは、2人が別れてしばらく経ってからでした」
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