黒木華も“食べる女”に参戦? 「セボン」で舌好調、食べるフランス語

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“食べる女”がちょっとしたブームのようだ。9月公開の小泉今日子主演による映画も話題となったが、今クールの連続ドラマでも高畑充希がひたすら食べまくる「忘却のサチコ」(テレビ東京系)が、深夜枠ながら人気となっている。

 そして、この人も“食べる女”に参戦だ。今、最も“旬”な女優、黒木華(はる)(28)である。10月からのNHK Eテレの語学講座「旅するフランス語」に出演し、本場で仏料理を食べまくる。火曜深夜0時からの放送だ。

 例えば第1回はチーズ、第2回はエクレア、他にもラタトゥイユ、ポトフ……。11月1日の放送では、大盛りパテのパイ包みをペロリと完食。その度にセボン(Cʼest bon)! つまり、おいしい! “舌好調”だ。

「番組テーマは“極上の食に触れる”。堅苦しくならぬよう料理の紹介や注文の仕方を通して仏語が学べる、うまい工夫です。ただ夜中、見ている方は小腹が空いてしまい堪らないですよ」

 とは、テレビ誌記者。

 作家の麻生千晶氏もいう。

「同世代の女優の中では抜きん出て演技派の黒木さん、大河ドラマ『西郷(せご)どん』の隆盛の妻役など日本的な楚々とした役をやらせたら右に出る者はいないでしょう。その彼女が何の衒(てら)いもなく、大口あけてガッツリ食べ、破顔一笑する。“素”の彼女が見られる貴重な番組です」

 映画の影響からフランスが「憧れの国になった」という黒木、今年だけで映画6本、連ドラ2本もこなす中、過密スケジュールをぬって、今春1カ月間、かの地を訪れ、撮影された。

「フランス語をマスターできたら、フランス映画に出演してみたい」

 という華さん、

「肝心のフランス語のレベルはまだ本当に初心者。先は長いでしょうね」

 上達はフランス人の恋人を作るのが手っ取り早い?

週刊新潮 2018年11月15日号掲載

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