「圭くん」に代わる「眞子さま」のお相手も? 女性皇族「お相手候補リスト」にある名前

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「同じような感覚を」

 再び旧宮家に戻って、梨本宮の梨本徳彦(のりひこ)氏の孫について触れてみよう。徳彦氏は11年前に没している(享年84)。

「もともとは久邇宮の血筋で、1943年に臣籍降下。昭和天皇から『龍田』という姓を賜った伯爵家の当主でした。それが66年、梨本宮守正王の未亡人・伊都子(いつこ)さまの依頼で、梨本宮家に養子に入り、旧宮家を継いだのです」

 と、先の担当記者。

「世間知らずで、カネになりそうなら平気で名前を貸してしまう。ある団体の名誉総裁を引き受けていましたが、この団体自体が元皇族の名前を利用して寄付集めをした。これがイカサマ商法の疑いがあるとして、徳彦さんが警察に事情を聴かれたことがありました。その後も、山形の元山伏の男が梨本家に入りこみ、その人物と共に、旧日本軍が中国に遺棄した化学兵器の処理ビジネスに手を染めたりと、なかなか破天荒な、破格の方でしたね」

 この元山伏は皇族とは縁もゆかりもないのだが、梨本氏と養子縁組し、梨本家を継いだ。それはともかく、前述の通り梨本徳彦氏は亡くなっているから、血筋の上では「お家断絶」状態と言えるのだが、一方で、この徳彦氏には、昭和天皇から賜った本来の龍田姓を継がせた実の息子がいる。それが龍田徳久氏であり、更にその息子が龍田吉光氏だ。

「息子は38歳でクレジットカード会社に勤務しております。実はまだ結婚しておりません。いいお相手がいれば本人も結婚したいと言っているのですが、お見合いしても結婚には至らずじまいでして……」

 と話すのは、吉光氏の実母である。

「先日も続けて2回お見合いをしたのですが、どちらもお仕事に邁進されていらっしゃる方で、『結婚』とはならないようで……。職場にも女性はいるようなのですが、パート勤務の既婚女性の方ばかりでなかなか職場で出会うのも難しいそうなのです。近所には、息子と同い年、或いは40代以上で結婚されてない男性の方もいらっしゃるし、周囲には“息子さんはまだ30代だから気にしないで”と言われるのですが、私は主人(徳久氏)が7年前に他界しているものですから、いいお相手の方を早く見つけてほしいという気持ちがあります。相手の女性の方はある程度、息子と同じような感覚を持ち合わせているほうがお互い話も合うのではないかと思っております。息子は学習院大学の法学部を卒業しており、私は慶応大学のフランス文学、主人は学習院大学でした」

 それならと、リストについて話を向けると、

「眞子さまの結婚相手に? いやあそれはちょっと……。うちの息子にそのような方はご縁がないのではないでしょうか。20〜30代でしたらなおさらお仕事にも邁進されたいでしょうし……」

 プレイボーイの在原業平が詠んだ「千早ぶる 神代も聞かず龍田川 からくれなゐに水くくるとは」のように、「聞いたことがないほどのまさか」が起こり得るのが人の世の常。眞子さまとのほぼひと回りの歳の差なんて、というところだろうか。

 最後に、担当記者がこんな展望を口にする。

「秋篠宮殿下のお誕生日会見の日(11月30日)には、眞子さまのご結婚に関する質問は当然出るでしょう。これまで同様、“二人の気持ちを尊重します”という答えを崩されないように思います。両殿下は恋愛結婚であり、憲法24条の『婚姻は、両性の合意のみに基いて成立』という旨を非常に重視しておられますから。眞子さまと小室さんは相思相愛で手が出せない状態。時間を置くことで眞子さまのお気持ちが変化し、より客観的に彼を見られるようになり、彼との結婚が日本の皇室にとって、眞子さまご自身にとって本当にいいものであるかどうか。その判断を冷静に下されるのを両殿下は期待されている状況だと思います」

週刊新潮 2018年11月8日号掲載

特集「『小室圭くん』とさよならしたい『紀子さま』の宮内庁『プリンス候補人名録』」より

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