広島・丸佳浩はどこへ行く? FAで巨人入りした“大物野手8人”にみる残念な共通点
入団を確実視する報道も
スポーツ紙を中心に、広島・丸佳浩外野手(29)の報道が増加している。もちろん、国内FAの権利を行使したためだ。最大の注目点は、巨人入団が実現するか否かだろう。
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丸に対して巨人が示す条件も、既に掲載されている。主なものを電子版から数紙、紹介しておこう。
◆広島・丸FA権行使へ 巨人が25億円大型契約用意 球団初の宣言残留も(スポニチアネックス:11月4日)
◆巨人、FA広島丸に最低4年20億円以上で獲得へ(日刊スポーツ:11月8日)
◆原巨人がFA宣言・丸に最敬礼 ゴジラ級の破格条件「5年30億円」!?(東スポWeb:11月8日)
今季の巨人打線はゲレーロ(31)の不振もあり、先発オーダーがなかなか安定しなかった。規定打数に達したのは年齢順に、亀井義行(36)、マギー(36)、坂本勇人(29)、岡本和真(22)の4人のみ。ちなみにリーグ優勝を成し遂げた広島と西武は共に6人が規定打数に達している。
巨人の規定打数に達した主軸4人と、丸佳浩の成績を比べてみた。表にしてみたので、ご覧いただきたい。
巨人にとって丸を獲得するのは、岡本が2人になることを意味する。おまけに丸は、坂本の長打率と出塁率を上回る。巨人のフロントからすれば、20億でも30億でも獲得したい選手なのかもしれない。
だが、ここで筋金入りのジャイアンツファンは、不安がよぎるのではないだろうか。巨人にFA移籍した選手で、翌シーズンに大活躍したバッターがどれくらい存在したかという点だ。
これまで巨人にFA移籍した選手のうち、打者は11人。このうち、特に話題が集中した大型補強の8人を具体的に見てみよう。比較対象としたのは打率や本塁打数のキャリアハイを達成した年と移籍前年、そして移籍1年目の個人成績だ。8人を4人ずつ、2つの表にした。ご覧いただきたい。
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