異能の人・俳優「井浦新」の新たな才能が開花する!? バラエティ番組が狙うワケ

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 現在、全国順次公開中の映画「止められるか、俺たちを」(白石和彌監督[43])で、映画監督の若松孝二(1936年~2012年)を演じているのが井浦新(44)。それゆえ、宣伝も兼ねてバラエティ番組に出演する機会が増えているのだが、新たな一面に業界も注目しているんだとか――。

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 様々な役どころを演じ分ける演技派、との声もある井浦。だが、演じていない時の表情は、なんだか無機質で捉えどころのない感じだ。

 バラエティ畑のTV局スタッフも同様の印象を持っていたらしい。

「我々もまったく注目はしていませんでした。もちろんドラマ班の人たちは、そんなことは関係ない。今年も『アンナチュラル』(TBS系)や“ケンカツ”(『健康で文化的な最低限度の生活』フジテレビ系)など出突っ張りですが、こっちは面白い人材を常に求めていますからね。そういう意味で、いまバラエティでは使いたい俳優の一人として、井浦さんの名がよく挙がります」

 きっかけはいまから1年前だという。

「昨年11月17日に放送された、くりぃむしちゅー有田哲平(47)の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)でした。それまであまりバラエティで見かけることのなかった井浦さんですが、主演映画『光』(大森立嗣監督[48])の宣伝のため出演しました。その時はコメンテーター役で出演してもらいましたが、サンシャイン池崎(37)の大ファンと言いつつも、本人を前にしても表情は無表情のまま。池崎が芸を披露しても笑みさえ浮かべない。そのうち池崎の後ろでケンカを始める豹変ぶりで、さすが役者だと感心していたんです」

 単に芝居の上手い役者でないと気づくのは、今年になってから。

「今年9月24日に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演した時は、演じたのではなく素顔を晒したんです。“テレビに採用されなかったマニアックすぎるコレクション大公開”と銘打って、土偶や日本各地で蒐集したという民芸品を紹介。井浦さんはその魅力を語りつつ、これまでも同様にテレビ局スタッフにも説明したがまったく理解されず、番組で取り上げられなかったと嘆くわけです。民芸品には相当に愛着があるらしく、誰も頼んでいないのに獅子頭を被るや、口笛を吹きながら獅子舞を踊り出したり……相当の変わり者だと話題になりました」

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