「木梨憲武」がTBSラジオ“早朝番組”でやりたい放題 苦戦中の石橋貴明とは対照的
一時は「木梨隠居説」も報道
TBSラジオ(JRN系列)の「土曜朝6時 木梨の会。」(毎週土曜:午前6~午前7時)が、徐々に注目を集めつつある。パーソナリティは、あの木梨憲武(56)。ライバル民放キー局の社員も「業界でも面白いと話題になっています」と明かす。
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例えば11月3日の放送では、何と木梨はドイツのフランクフルトから生放送を行った。聴いていない方は「ラジオ番組なのに、そんな予算をかけているのか」と驚かれるかもしれない。
種明かしをすれば、年末特番「とんねるずのスポーツ王は俺だ!」(テレビ朝日系列)の海外ロケ中だったのだ。テレ朝のスタッフと共にサッカー選手の長谷部誠(34)に会いに来たわけだが、その合間にTBSラジオで生放送というのが何ともデタラメで面白い。
午前6時に放送がスタートすると、いきなり木梨が「ドイツで電源と携帯だけ持って1人で喋ってる」と告白した。テレ朝のスタッフは鯨飲し、中山雅史(51)は就寝中と暴露、宿泊するホテルの部屋から語りかけていることを説明するという、まさに「つかみは抜群」のオープニングとなった。
ラジオの予算で、ドイツにスタッフを派遣できるはずもない。アシスタントの古谷有美アナ(30)と、トラブル対応も兼ねたゲストとしてカンニング竹山(47)が、赤坂のTBSラジオのスタジオに詰め、フランクフルトと東京を結んだ生中継に番組は盛り上がった。放送担当の記者が言う。
「温厚な木梨さんの番組ですから、もちろん穏やかな雰囲気です。にもかかわらず、実はやりたい放題なんです。それが魅力だと思います。10月27日の放送では、番組スポンサーであるサンヨー食品の方がゲストでした。木梨さんはゲストにリクエスト曲を訊き、スタッフが再生を始めるんですが、すぐに『俺(この曲に)思い入れないから』と中断。とんねるずの曲をかけるという、相当に失礼なことをしてました(笑)。でも木梨さんだから許される。石橋貴明さん(57)が同じことをやっても、笑いがとれるかどうか……」
こんな具合だから、フランクフルトからの生中継も、木梨は果敢に攻めたようだ。
「オープニングトークが終わると、木梨さんはホテルの外へ出てしまいました。赤坂のスタジオと掛け合いをしながら、夜のフランクフルトの賑わいをレポートしたんですね。パーソナリティ自身が生放送中、アシスタントなしでスタジオを出るというのは、極めて珍しいでしょう。非常に斬新で面白かったですね」(同・放送担当記者)
もともとラジオは機動的なメディアだが、インターネットなどの技術発達が寄与したことは間違いない。そのことは木梨も印象深かったようで、自宅からの放送を検討するという冗談を飛ばす一幕もあった。
「路上からの中継では音声が途切れたり、街を歩くドイツ人に話しかけられたりと、予期せぬハプニングが結構ありました。それがライブならではという面白さを生み、さらに番組を盛りあげていましたね。さすが木梨さんだと久しぶりに感心しました」(同)
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