“安倍歓迎”に豹変 中国「習政権」の下心とは
競争から協調へ――。今般、中国を訪れた安倍首相が日中関係の原則として掲げたスローガンだ。これまで歴史問題を中心に対立してきた日中関係だが、今回の習近平国家主席との会談では融和ムードが全開。日中平和友好条約締結40年ということも後押ししたようだが、これについて全国紙国際部デスクは、
「終戦ではなく、停戦ですね。米中間の貿易戦争が、“新冷戦”と言われるほどに深刻化するなか、一時的に日本との対立を弱めたい中国側の思惑です。従来、安倍首相絡みの報道では概して批判的だった中国の国営放送も、掌返しで褒め称えるニュースが目立っている。...