「篤志家」「子供たち」そして「選手」が紡いだ米ツアーの「奇跡」
先週、ラスベガスで開催された米ツアー大会の「シュライナーズ・ホスピタルズ・フォー・チルドレン・オープン」は25歳の米国人、ブライソン・デシャンボーが勝利し、米ツアー通算5勝目を挙げた。
この大会の昔の姿を覚えている人は、現在のゴルフ界では、さほど多くはないだろうと思う。1983年に創設されたこの大会の初代タイトルスポンサーは、驚くなかれ、日本の「パナソニック」だった。
プロアマ形式で始まった第1回は「パナソニック・ラスベガス・インビテーショナル・プロ・セレブリティ・クラシック」、第2回以降は「パナソニック・ラスベガス・インビテーショナル」という大会名で開催され、当時の米ツアーで最も高い賞金を誇っていた。...