事件の話題は出なかった「ASKA」の5年ぶり公演 Chageとは“時が来ればまた一緒に”
訪れた観客いわく「最後に聴いたライブと同じ歌声でした」。11月5日より始まったASKA(60)の全国ツアー。初日となる東京・有楽町での公演は、薬物事件後初のライブで、通しで見れば5年8カ月ぶりのステージだ。そこで語ったこと、語らなかったこと――。
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2014年5月の逮捕に始まり、事務所との契約解除、30年連れ添った元アナウンサーの妻との離婚、自宅の売却、支離滅裂なブログ投稿、再逮捕かと思いきや尿検査を“お茶にすり替えて”回避……。
これまでの4年間で、ASKAにはすっかりイロモノ的なイメージが定着してしまった感がある。事件後もCDはリリースしてきたものの、今年9月27日をもって執行猶予が明け、このツアーが本格的な再始動となった。
「最初の3曲くらいは低音が出ないのをゴマカシゴマカシ歌っている感じがしたのですが、だんだんと本調子を取り戻しました。ブランクは感じさせませんでしたね」
とは、冒頭でコメントを紹介した観客の言である。5日はチケットが完売で、観客数はおよそ5000人と報じられている。
「客層は男女半々、年齢層は40〜50代が中心と、やはり往年のファンが多かったです」(同)
もっともSNSでは、「事件でASKAさんを知った」という20代が会場に足を運んだとの報告もあり、“怪我の功名”人気もあるようだ。
「熱風」で幕を開けた公演のセットリストは、「はじまりはいつも雨」などソロの楽曲はもちろん、「Man and Woman」「YAH YAH YAH」、そして「SAY YES」などお馴染みの曲を織り交ぜ、全部で17曲。そう、CHAGE and ASKAの曲もNGではなかったのだ。
これには客も大興奮で、「YAH YAH YAH」の際には、拳を突きだすおなじみのポーズで前のめりになった2階席の客を、
「本当は立っちゃだめだからね」
とASKAが注意する一幕もあったとか。
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