積水ハウスが引っかかった“55億円詐欺” 間一髪逃れた「大手デベロッパー」と「地面師」との交渉

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 東京・五反田の土地をめぐる土地取引で、積水ハウスが地面師たちに55億円余を騙し取られた事件。確認を怠って罠にハマった積水とは裏腹に、貧乏神から逃れた大手デベロッパーもある。

「五反田の土地に関する話が転がり込んできたのは16年の7月でした」

 と、さる不動産業者。地面師たちとの交渉のひとくさりを明かしてもらおう。

「代金は70億(円)。僕はすぐにある大手デベロッパーに持ち込みました。そちらで話を進めてもらいつつ、新橋のルノアールで小山(フィリピンに逃亡中の小山操容疑者)と所有者役のおばさん(羽毛田(はけた)正美容疑者、偽造有印私文書行使容疑などで逮捕)に会ったんです。...

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