全身黒服に黒い数珠… 「オリラジ中田」の怪しい“教祖様ビジネス”

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チケットを手売りで

 この関係者が続ける。

「中田さんは、オリラジが中心のダンスユニット『レディオ・フィッシュ』のプロデューサー兼メンバーとしても活動しています。このユニットは2年前に『パーフェクトヒューマン』が大ヒット、紅白出場も果たしました。でもこの売り上げをほとんど吉本興業に持っていかれた。だから彼は、レディオ・フィッシュ関連の売り上げを会社にとられないよう、サロンをはじめたというのですが……」

 サロン内ではバーベキューなどのオフ会もあり、ライブのチケットを中田などから直接、手売りされる。

「芸人にファンが会えるんです。舞い上がりますよね。彼はファン心理を利用して、10枚以上のチケットをファンに渡して周囲にさばくよう頼むのです。売り切った子には“もっといけそう?”と追加で売らせる。さらには、レディオ・フィッシュの弟分のグループのビデオ撮影なんかもやらせる。ギャラなどありません。月会費1千円を払い、働くんですよ」

 そしてオフ会にはファンに全身黒の服を着てこいと要請。着てくると、黒い数珠を授けるという。

「黒ずくめの服を勧めるのも、“まず中田を信じてほしい。だから黒い服着ろって言ったら着るんです。まず、信じる”と宗教じみているし、自分を“御神体”などと呼ばせたりしてもいる。全部シャレと片づけるには気味が悪すぎます」

 狂気と正気の境目があやふやな感じがしてならない。

 吉本興業はサロン運営を容認しているというが、こんな“教祖様ビジネス”、いつまで続くのやら。

週刊新潮 2018年10月25日号掲載

ワイド特集「誰がために金は成る」より

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