「仙谷由人氏」逝去 “赤い官房長官”の最後の関心はAI
国民の期待を映し出したかに見えた一方、多くの失望も招いた民主党政権。
今月11日、そんな民主党政権の中枢で“赤い官房長官”と呼ばれ権勢を振るった仙谷由人氏が肺癌でこの世を去った。享年72。
もっとも、彼が官房長官を務めたのは7カ月ほどのこと。それでも官房長官のイメージが強いのは、それだけ強烈な事件が多かったからに他ならない。
「なかでも一番記憶に残っているのは、2010年9月に発生した“尖閣諸島中国漁船衝突事件”でしょう」
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