脱炭素化を進めないと日本はますます不景気になる!(石田純一)
石田純一の「これだけ言わせて!」 第8回
中国が世界一の二酸化炭素排出国であることは、ご存じの方も多いと思う。以前から上海の大気汚染はひどかったが、ここ10年ほどは北京でも、すぐ先が見えないほどの汚染が話題になってきた。ところが、そんな中国の姿勢が目に見えて変わってきたのだ。100基におよぶ新規の火力発電所の建設計画をすべて取りやめ、老朽化した火力発電所も稼働を停止し、大気汚染の解消に努めるという。驚くほど急激にクリーンエネルギーへの転換を押し出しているのだが、いったなぜか。それは、世界の巨大マネーが脱炭素社会化を進める企業に流れはじめたからである。...